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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

危険な添加物

こんにちは。

 

今回は、皆さんのわんちゃんが食べている

ドッグフードについて考えていきたいと思います。

普段何気なくあげているドッグフードにも実は危険な物が含まれています。

その中でも添加物について考えていきたいと思います。

 

犬のトレーニング,しつけ,飼い方:

 

※マークの添加物は、毒性・致死量があり、使用量に制限がある添加物です。

 

保湿剤※プロビレングリコール

セミモイストタイプのドッグフードに使われる事が多く、

保湿・殺菌効果を持った添加物です。

犬の場合、少量なら問題ないとされていますが、

猫は赤血球に異常が見られた事もあり、

キャットフードに使用する事は望ましくないとされています。

実は、アメリカでは人間の子供に対しての使用が禁止されている他、

ドイツでは完全に使用禁止になっている添加物です。

保湿剤としての使用が多いため、ドライフードに入っている事はないですが、

おやつ、半生タイプのものには注意が必要です。

 

酸化防止剤※エトキシキン

非常に安価で酸化防止効果が高いので、工業用によく使われています。

しかし、枯葉剤の酸化防止剤として使われた事もある添加物の為

国内では下記のような扱いになっております。

人の食材に対しての使用は禁止

農薬としての使用も禁止

家畜の飼料への添加も禁止

一言で説明しますと、毒性が強いため使用禁止という事です。

ただし、海外では使用が認められている国もあるので、

輸入食材には注意しなければいけないのが現状です。

もちろんペットフードも例外ではありません。

 

保存料又は着色料※亜硝酸ナトリウム

こちらの添加物は保存料や着色料として使用される事が多いです。

主に、肉が黒く変色していくのを防いだり

細菌の繁殖を抑えるために使われます。

人用の加工肉(ハムやソーセージ)によく使われる添加物で、

最近では細胞の繁殖を抑える点から使用が義務付けられている添加物でもあります。

ですが、亜硝酸ナトリウムは「劇物」で致死量はわずか0.18~2.5gです。

青酸カリですら0.15gです。

怖いですよね…

 

防腐剤ソルビン酸カリウム

細菌やカビの発生・繁殖を抑えるための防腐剤として使用されています。

味噌やちくわ、ソーセージ、はんぺん、ワイン、お菓子など

あらゆる食品に使用されています。

沢山の食品に使用されている、ソルビン酸カリウムですが、

実験用マウスを使った実験では、

体重1kgに対して4.2gのソルビン酸カリウムを与えた内、

半数のマウスが死亡しています。

ソルビン酸カリウムは「異変原性(遺伝子毒性)」

染色体異常との関係性がある事がわかっています。

 

甘味料グリシリジン・アンモニエート

甘味料として使用される事がある添加物です。

甘味や塩気などは犬の嗜好性を高める効果がありますが、

この添加物は人用食品に対しては安全性が確認されていないため、

使用禁止となっています。

ではなぜそんな危険なものをドッグフードに使用するのでしょうか。

それは砂糖などよりも安価な人口添加物だからです。

 

いかがでしたでか?

危険な添加物はとても多いので今回だけでは紹介しきれませんでした。

聞いた事のある添加物も中にはあるかもしれません。

次回も引き続き危険な添加物を紹介していきたいと思います。

それではまた、次回お会いしましょう!

掲載日:2019.05.21
情報更新日:2019.05.21