犬種別トレーニング ~チワワ編~
チワワといえばみなさん御存じのとおりイヌの中で最も小さな種類です。 毛質はスムースとロングの2種類があり、カラーは実に様々です。 チワワの性格はその小さな体つきからは想像できないほど大胆、活発、そして強気です。 仔犬の頃から保育園に通ってくれているチワワちゃんたちはお友達のわんちゃんと元気いっぱいに遊びます。 自分のクッションやおもちゃをとられないように必死に守る仕草がよくみられます。 チワワは自立していて、自分で物事を判断できる賢いイヌだと思います。 しかし、トレーニングにくる多くのチワワが他人・他犬を過剰に嫌い、咬みつこうとするのです。 本来攻撃的ではない犬種ですが、なぜこんなにも多くのチワワたちが咬みつき犬になってしまうのでしょうか。 原因は飼い主さんがイヌに社会化をさせず、可愛がり過ぎ、運動をさせなかったからです。 イヌが怖がったり吠えたりすればすぐに抱っこをして、1日中部屋でフリーにして、ほとんど散歩にいかなければ警戒心の強い咬み犬が出来上がります。 つまりチワワの問題行動のほとんどは飼い方によってつくりだされたものなのです。 チワワを飼っている方にお散歩時間を聞くと、15分程度という答えが多いのです。なんでもペットショップや獣医さんにチワワは運動量が少ないから室内だけでも十分と説明を受けるのだそうです。 しかし、生命活動を維持するために必要な運動量と、健康な精神状態を保つための運動量は違います。 沢山お散歩をすれば筋肉もついて骨も太くなるし、社会化された賢いイヌに育ちます。 体の小さいチワワでも、たっぷりお散歩が必要だという事は言うまでもありません。 自分がされて嫌な事に対して、過剰に大騒ぎして解決させてきた超咬みつきのチワワちゃんたちも、ドッグキャンプに参加し、自分のわがままが通用しない世界があるのだと知ると驚くほどに良い子になります。 私の中では、チワワはドッグキャンプへの参加で性格に最も大きな変化が期待できる犬種だと感じています。もちろん卒業後は飼い主さんのイヌへの態度を変えなければもとのわがままに戻ってしまいますが。 イヌも人も意識を変える事が出来れば、これまでよりずっと良い関係を築く事ができるはずです。 しかし、まずは咬みつき犬に育ててしまわないように仔犬の頃にしっかり【社会化・運動・抱っこしない】を徹底しましょう☆ devote my life to dogs☆By midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村