トレーニングブログ「お散歩&訓練編」いっとくん
今回ご紹介するのはトイプードルのいっとくん!
おやつが大好きないっとくんは
お散歩と訓練を頑張ってくれました!
いっとくんのお散歩のお悩みは車へ飛びかかる点と、すれ違う人へ吠えかかる点でした。
そんないっとくんも上手にお散歩出来るようになりました。
抑えるべきポイントは、
1、叱り方
声をかけたりなだめたりする飼い主様が多いですが、
逆効果になってしまいます。
引っ張っている時にだめよと声を掛けると「引っ張ったら声をけけ褒めてもらえた」
散歩中吠えている時に声掛けや体を触りなだめたりすると、
「声援を受けてるから頑張らないと、吠えたら撫でられて褒められた」
というような捉え方をし、さらに激しくなります。
どのように止めるかですが、リードを使って止めて行きます。
リードを一瞬ゆるめ、瞬間素早く引き、
犬の首に少し圧をかけます。
私たちは「ショック」と呼んでいますが、このショックが上手くかかると、
わんちゃんは我に返り、リードを持っている人に意識が行きます。
ショックは力で我に返させるというより、タイミングが大事になってきます。
軽い力でもタイミングさえ合えばわんちゃんは「ハッ」とします。
イメージで言うと釣竿に魚がかかり引く感じです。
2、胴輪か首輪か
この点はとても重要になってきます。
胴輪というものはわんちゃんにとっては体全体を使い、前へ前へと引っ張りやすく、
人間側がリードを使い止めようとしてもなかなか伝わりません。
その点首輪は、衝撃が伝わりやすく、わんちゃんも「ハッ」としやすいです。
1、叱り方で説明した「ショック」も首輪の方が断然伝わりやすいです。
いっとくんも胴輪でお散歩をしているとの事でしたので、首輪に変えて
トレーニングをして行きました。
3、褒め
叱りだけでもわんちゃんはきちんと横について歩いてくれるようになります。
しかし、褒めを入れてあげたほうが「横について歩く」と言う行動が、
より強いものへとなります。
横について歩いている時、目があった時、褒め言葉だけでもいいですが、
おやつをあげるとより効果的です。
叱られるから前へ行くのやめよう、より、
横についていた方が良い事があるから横にいよう、という意欲の方が
強く出ます。然りと褒めを織り交ぜながらトレーニングしていくのが効果的です。
次に訓練面です。
いっとくんは「お座り」「伏せ」
「待て」「お手」を頑張りました。
1、お座り
前回のブログで詳しく書きましたが、いっとくんも
おやつを手に持ち、上にあげ、座らせる方法で教えました。
いっとくんはすんなりと座ってくれたので
お座りに関してはスムーズに覚えました。
2、伏せ
お座り同様伏せも前回のブログで詳しく書きましたが、
お座りをさせ、おやつを手に持ち、下にさげる方法で教えました。
おやつを追い、なかなか伏せない子でも、追う事を諦める前に
おやつをあげましょう。いっとくんは諦める前に褒めるやり方で
上手に伏せる事ができました。
3、待て
待てに関しても前回のブログで詳しく書きましたが
お座りをさせ、おやつを手のひらに乗せ、
食べようとした瞬間、手を下げ、また差し出し、
また食べようとした瞬間、手を下げ……と言うのを繰り返しました。
しばらく繰り返すとわんちゃんは「待つ」と言う事をするので
その時に初めておやつをあげます。
数回繰り返すとわんちゃんは最初から待つようになるので、
待っている状態の時に初めて「待て」と声かけをし、「よし(解除の合図はなんでも良い)」で
おやつをあげます。その後はオーバーに褒めて下さい。
こじつけにはなってしまいますが、「待て」でよく待てたね、ご褒美!
という形で教えて行きます。
4、お手
まずは座った状態で片手を触るところから始めて行きます。
どちらの手がお手なのか、と言う質問をよくされますが、
基本的にはどちらでも大丈夫で、飼い主様がどちらの手を「お手」に
したいかによります。
「お手」で教えたい方の手を触り、触らせてくれたら褒め、おやつ。
次は軽く持ち上げ、あげさせてくれたら褒め、おやつ。
あげさせてくれるようになって始めて「お手」とい声掛けをします。
「お手」と言って手を持ち上げ、褒め、おやつ。
こちらもこじつけになってしまいますが、「お手」で手を乗せて上にあげられたね、ご褒美!
と言う形で教えて行きます。
いっとくんもこの方法で教えて行きました。
数週間継続して行う事がとても大事になって行きます。
楽しみながら根気強くトレーニングをして行きましょう。
それでは長くなりましたが、
↓トレーニングのbefore afterの動画です。↓
ご相談等ございましたら遠慮なくご連絡ください。