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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

冷めることのない、興奮犬

落ち着きがなくて・・・元気があり過ぎて・・・興奮が冷めなくて・・・などの相談を頻繁に受けます。

興奮犬の共通点は二つ。

●ペットショップから来た犬
●飼い主さんの接し方にあります。

ペットショップから来たワンちゃんは、不自然な環境で育っているため精神的に不安定になってしまうのは無理もありません。

本来だったら、「遊びたい」欲求を思いっきり野外で他のワンちゃんたちと満たすので「興奮」は年をとるにつれて収まります。

しかし、そういった健全な環境にいなかったワンちゃんに対しては飼い主さんが、ひたすら散歩やボール遊びなどを頻繁に行って欲求を完全燃焼させるしかありません。



また、飼い主さんの接し方によって興奮する犬になるか否かが大きく左右されます。

例えば子犬がやってきたら、家族総出で一緒に遊び、興奮している状態で「かわいいぃ」と甲高い声を挙げながら撫でまわすことを繰り返していれば興奮犬が誕生します。
無理もありませんよね…
興奮している時に撫でられたり、かまってもらったりするとワンちゃんは当然、「これ、O.K.!」と思いこみ、常に興奮することで飼い主さんの注目を浴びようとするのです。
興奮していたら、「声をかけず」、「目を合わさず」、「触らず」を貫いていけば、ワンちゃんのほうから余計なアピールをする機会は激減します(ある程度の期間は必要ですが)。

ただ、愛犬を無視する行為は簡単ではありません。しかし、簡単ではないからといって興奮を放って置くのは罪です。興奮している犬は幸せとは言えません。
ジェットコースターに興奮する人も、興奮が一瞬で終わるから楽しめるのであって、一日中興奮が続く状態を想像してみてください。疲れますよね・・・・

興奮は「運動」と、「落ち着いたときのタイミング」でのスキンシップで解決しましょう☆

それでも収まらないときは「ADHD」、「注意欠陥・多動性障害(Attention Defecit/Hyperactivity Disorder)」という脳障害を疑ったほうがよいかもしれません。

このテーマに関してはまた次の機会にお話したい思います。

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掲載日:2010.03.24
情報更新日:2020.09.09