リードを引っ張る犬は威張っているのか、否か
リードをひっぱる犬は、「自分をボスと勘違いしていて、自分がリーダーと誇示したいから」という説明をよく見聞きします。確かに野生の集団では危険がないかをリーダーが確認するので先頭を歩く犬は大抵リーダー格です。
しかし、「ひっぱり=威張っている」というケースは人間と共生している犬には単純に当てはまりません。
人に飼われている多くの犬がひっぱる理由は簡単で、「一早く、目的地にたどり着きたい」というシンプルな欲求です。
目的は、電信柱かもしれませんし、好きなワンちゃんがいる家かもしれませんし、はたまたどこかに落ちいているティッシュかもしれません。ですので、支配的な感覚よりも欲求に駆り立てられて場合が殆どです。
そしてもうひとつ、解放感による興奮で思わずひっぱってしまうケース。
一日中家で時間を過ごしてストレスがたまったワンちゃんにとって、外の空気は限りなくおいしいものです。
これらの興奮は通常10分前後で徐々に落ち着きを取り戻し、散歩も楽になるはず・・・です。
実は外飼いの犬は引っ張ることがあまりありません。というのも普段自由にしている分、外での興奮も部屋飼いよりも少ないからです。
いずれのケースにせよ、犬が歩きたい方に飼い主さんが引っ張られて行ってしまうと犬にとっては「ご褒美」として受け取られ、引っ張り癖は根深いものになっていってしまいます。
大切なのはメリハリ。
はじめの10分間は好きに歩かせ、それから一定時間はしっかり横について歩いてもらって、最後の10分間また自由時間にしてあげれば犬も飼い主さんも満足できる散歩になるのではないでしょうか。
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