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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

突発的な行動の原因とは???

おはようございます。ぷーち関です。 どんよりしているものの、秋の匂いが一段と濃い朝。 いかがお目覚めでしょうか? きょうのテーマは何の予備動作もなく、そして普段は噛みつくような状況ではないのに、突然噛みつくという問題行動について考えてみたいと思います。 突然、噛みつくと言うのは以下のような状況のことを示しています。 ・普段は平気だが日によって突然攻撃をする ・安心しているときに触ると噛みつくことがある 具体的には ●普段寝ているときに体を触っても、平気なのに日によっては突然噛みついてくる ●自分から体をなすりつけてきたので、触ってあげると  日によって突然噛みついてくる というもの。 そして攻撃的になったあと 「何で噛んだのかわからなく、きょとんとしていた」 という記憶にないような反応を示します。 これらの突発的な攻撃行動の原因は、 1遺伝 2脳の神経異常 3トラウマ 1と2のケースの場合はなぜ遺伝的な疾患、脳に問題があるのかは分かっていません。 できることは、薬で落ち着かせるくらいです。 しかし、ほとんどの場合はトラウマが原因になっています。 トラウマというのはこの場合、「過度な体罰」を意味しています。 特に生後6カ月ぐらいの時期に、過度な体罰を与えてしまうととても深いトラウマになってしまう傾向にあります。 本当は、飼い主さんとの生活の中で、安心して寝たり、体を触ってもらいたい・・・しかし、触られているうちに昔の体罰がよみがえり、突発的に恐怖心が持ちあがり、自己防衛のために噛みついてしまう・・・ 過度な体罰というのはどのレベルのことを示すのか?は個体によって傷つきやすさが違うためはっきり示すことができません。 しかし、突発性の攻撃性の原因を探ることはできます。 ペットホテルに預けたり、知人に預けてみて、突発的な攻撃をするか否かを見てもらうのです。 もし、遺伝的な疾患である場合であればどこにあずけても突然攻撃してきます。環境と攻撃の繋がりはなく、ただ切れる。 しかし、環境が変わってしばらく攻撃行動が見られないようであればトラウマである可能性があります。 新しい環境ではトラウマにスイッチが入らない、入りにくいから攻撃にでられないのです。 環境が変わったことにより、行動がかわるということは、考えて行動しているということなので遺伝的な不可避な行動ではないということ。 であれば、治せる可能性もある!ということ。 まずは正確な原因を把握してから、今後の対策を考えていきましょう☆ 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
掲載日:2011.09.20
情報更新日:2020.09.09