予想以上に巨大化する犬とその背景(例)ポメ
『小さな犬が欲しくてポメラニアンを飼ったのに、うちの子の体重は8kg。 太っているわけじゃなくて体が大きい。 血統書はちゃんとあるけれど・・・この子は本当にポメラニアン??』 そんな大きなポメちゃん、周りにいませんか? ポメラニアンはもともと9kgほどあった犬種で、時が経つにつれて小型化されました。 現在の標準体重は1.8~3.2kgで、体高と体長が等しいコロコロした小さな丸いシルエットが一般的となりました。 大きいポメラニアンでもれっきとしたポメラニアンなのですが、『ポメは小さい犬だ』と思いこんで飼ってしまうと予想外の成長ぶりにびっくりしてしまう事も。 なぜ今、大きなポメラニアンが多いのでしょうか? それにはこんな理由があります。 仔犬は、両親とかけ離れた姿にはなりません。 両親が2kgくらいなら仔犬も2kg前後ですし、両親が8kgあれば仔犬もそうなります。 つまり両親を見れば仔犬がどのように成長するかは大体分かるのです。 スタンダードに近い姿や血統を気にして仕入れやブリーディングをしているペットショップはほとんどありません。小さくて可愛い時期にうってしまえば、成長してからどうなるかは関係ないのですから。 売り逃げ・・・ スタンダードである2kgのポメラニアンからは1頭か多くて2頭の仔犬しか生まれません。出産も大変ですし、数が少ないので必然的に値段も高くなります。ポメラニアンを専門のブリーダーさんから買うと20~30万くらいはします。 逆に大きなポメラニアンは沢山産みますから、仔犬を安く沢山売るためには大きな親犬を繁殖犬としてつかうのが効率的なのです。ペットショップやネット販売などで両親の姿が掲載されずに数万円で売られている仔犬はほぼ確実に大きくなります。 安く売っている犬はそれだけ手がかけられていない証拠です。20年近く一緒に過ごすパートナーですから、どこから貰い受けるかは慎重に吟味したほうがいいですね☆ 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村