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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

犬は反省するのか否か

犬が誤って家の中でマーキングをした場合、こちらが大きな声で叱るとワンちゃんは、首をうなだれ、目は悲しそうな表情になりあたかも反省している雰囲気を醸し出します。机の上に放置しておいたビスケットを食べたりした時も同じです。自分が(わんちゃん)「してはいけないことをしてしまった」という自覚があって初めて「反省」することができます。

しかし、犬には「良い・悪い」「モラル」とう人間の専売特許は通じません。そういった「しては良いこと、悪いこと」の概念は持ち合わせていないのです。



ではなぜ、あのような反省している仕草を見せるのでしょう。

飼い主の反応、つまり怒ったり、叱ったりするのが怖いから。

わんちゃんの思考回路は『悪いことをしてしまった⇒反省』という流れではなく、『飼い主が叱る⇒反省のしぐさ』という流れです。

つまり飼い主が怒る・叱るという行動に反応しているだけであって自発的に「やっちゃたぁー」と反省しているわけではありません。

このテーマはニューヨークにあるバーナード大学の認知行動学者が実験をし、科学的に証明されているようです。

と言うことで、地球上で反省するのは人間だけみたいですね。

誤って場所でマーキングをするのも、放置したおやつを食べてしまうのも、反省しない犬の責任ではなく、うまくしつけられない飼い主の責任です。

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掲載日:2009.10.02
情報更新日:2020.09.09