車をめぐる典型的なトラブルを五つ
犬が車に乗ったときにトラブルが起きる場合、原因は実にさまざまです。 車をめぐる典型的なトラブルを五つとりあげ、それについての適切な対策をまとめてみました。 1.乗るとすぐに車酔いするワンちゃん、結構いますよね。 窓の外を眺めたがる犬の場合、景色の流れが目眩の原因になることがあります。そんなときには、窓にブラインドやタブロイドをつけて遮光するのがいいでしょう。景色が見えなければ、目が回ることもありません。 その他、席替えも試してみてください。もしかすると犬は、車軸の上に乗っていると、揺れでぐったりしてしまうのかもしれません。 あるいはシートが柔らかすぎると、車がちょっと揺れただけでもそれに連動してしまいます。もちろん、酔い止め薬もあります。でもあまり効果はないようです。 2. 車に乗るや否や犬がいつまでたってもクンクン鳴きやまないワンちゃん。 鳴くのには二つの原因が考えられます。一つは、あなたの犬が、ただドライブが嫌いなだけ。 もう一つは、車に乗ると遊びや散歩に連れて行ってもらえると知っていて、喜んで声をあげている場合の二つ。 対処法:犬と一緒に車に乗り、しかし出発しない。犬に「伏せ」をさせ、犬が鳴き声を上げず、伏せたままにしていればご褒美をあげます。ゆっくりと走り出し、犬が立ち上がる、あるいは鳴き声を上げたら車を止める。おとなしくなるまで待って、褒め、ご褒美をあげます。また走り出し、おとなしく伏せたままにしていれば、数分後、犬と一緒に車を降り、遊び、褒めます。犬がはしゃいで走り回っている間は降ろさずに、ずっと待ち続けてください。根気は要りますが効果もありますよ。 3. 車でのトラブルが、シート、ベルト、ヘッドレストに噛み付くという場合。 こういうトラブルは、実際にもよく耳にしますが、そういうことは、交通法規を遵守した場合、あり得ません。というのは、噛み付くという問題が発生するのは、犬が車の中を自由に動き回るのを許している場合だけですから・・・犬をクレートに入れるか、あるいは少なくとも犬をベルトで固定してください。そして犬が車の中で待っていなければならない場合にも(もちろん気温が低いときだけですよ)、同様にベルトで固定するか、クレートに入れて置いてください。 4. 車に対する不安… 心配性の犬は、車に乗ることさえ嫌がります。そういうときには小さなステップを作って練習してください。 まずは犬と一緒に車の回りを一回りし、犬が見慣れないものを信頼できるようにしてあげてください。 次は、車のドアを開けっぱなしにし、飼い主がそれに近づき、またそこから離れます。勢いをつけた歩調で開け放たれたドアあるいはリアハッチに向かって行進していきます。戸惑ったり立ち止まったりしてはいけませんよ。そして励ますような声で「さあ」と呼びかけます。小型犬は、勢いをつけて車に乗せ、そしてその後はもちろんすぐに歓声を上げ、褒め、ご褒美をあげます。これを繰り返してあげれば、すぐに慣れますよ。 5. 到着して降りるときになると、遠慮がなくなるワンちゃんの場合。 車が止まり、ドアが開くとすぐに外へ飛び出す・・・結構危険・・・ こんな元気なワンちゃんには儀式的な「しつけ」をしっかりしてあげましょう。例えばこんなのです。 乗り込む前には、犬を「お座り」させる。「さあ」という命令で、犬は乗り込み、その指定の席あるいはクレートに進む。そして犬は「伏せ」をして、自動車が停止するまで席を立たずにいる。ドアが開いても、あなたが「さあ」(あるいは似たような言葉)と言うまでは犬は席について待っている。犬が飛び出すのはそれから。儀式によって、車にまつわる、ほとんどすべての問題が解決し、事故を防止でき、もちろん何よりも安心してドライブができます。 紅葉を見に行くドライブに出かけてあげたら愛犬も大喜び間違いないしですね。 良い週末を☆ 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村