犬用服の必要性はあるのか?ないのか?その2
温度差 ドイツを故郷とする短毛種の中にも、厚い下毛を持っていないものもいます。ショートヘアーダックスフント(Kurzhaarteckel)、ドーベルマン、ジャーマン・ショートヘアード・ポインター、ジャーマン・ピンシャー、ショートヘアーワイマラナー(KurzhaarWeimaraner)は、その例です。 しかし短毛種の犬すべてが、人工的な保護を必要としているとは考えないでください。これは、発祥の地と毛皮の特徴の他に、それぞれの寒さへの敏感さも影響してきます。どれだけ敏感かは、犬ごとに大きく違います。健康な犬なら、ある程度までは寒さで鍛えて抵抗力をつけ、低い気温に順応させることができますが、寒い季節には原則として犬用服なしではやっていけないような犬もいます。 また今の私たちのペット犬は一日のうちのほとんどを暖房の効いた部屋で過ごし、外にいるのは数時間に限定されるという事実も問題を深刻にしています。 したがって犬は、冬になると20度以上の温度差にさらされ、短毛種の犬の多くは、この差に順応できません。特に南方のタイプにとって、この温度差は度を超した要求であることがほとんどです。人間に置き換えて考えてみると、冬に薄い夏用の服で外に出かけるようなものです。 ダックスフントのような足の短い犬、小型のテリアやチワワのようなミニチュア犬は、気温の他に地面の冷えにまともにさらされています。 短毛で小型、細身の犬を寒冷な気候、降雪、冷たい風、継続的に降る雨の中で観察するのはとても重要です。 犬ががたがた震えているように見えるとき、体を強ばらせて歩いているとき、背中を上の方に押し上げているとき、尻尾を巻いているとき、外に出たがらないとき、家から出るのを拒むとき、犬は寒がっているのです。 その他、冷え切った耳もヒントになります。グレーハウンド種の多くは、寒さが厳しいとき、耳のトップの皮膚がひび割れます。 このような場合はクリーム、例えば亜鉛華軟膏を頻繁に塗ってあげてください。 冬に犬を車の中で待たせるのは、特別な状況と考えてください。そこでは体の中を暖めるための運動による発熱が得られません。犬は、乗用車の中では自分を暖める術がありませんので、車の中では、自分で歩くことのできる散歩のとき以上に犬用の服を必要とすることがあります。 いつだろうと関係ありません。犬が凍えているように見えるときには、犬に服を着せることを躊躇せず、体が冷え切ってしまって健康を害するといった問題を回避してくださいね。 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村