飼い主に噛みついて、糖尿病を知らせた犬の話
先月、米ミシガン州ロックフォードに住む男性が、愛犬に足の親指をかみちぎられたのがきっかけとなって命拾いしたニュースを見つけました。
ジェリー・ドウセットさんは7月のある土曜日の夜、愛犬のジャックラッセルテリア「キコ」に右足の親指をかみ切られて、あまりの痛みに目を覚ましたジェリーさん。ジェリーさんが痛みの発生源である足を見てみると・・・なんとぱっくりと傷口が開いてるではありませんか!そして、その先には口元を赤く染めているキコが・・・
キコちゃんが、がっつりと噛んだのは右足の親指。
何でいきなり親指を噛むんだぁぁ!!!という疑問はさておき、病院へ急行。
実は右足の親指は病変しており、看護師の妻からは病院で診察を受けるよう再三言われていたが、聞く耳を持っていなかったというジェリーさん。
愛犬に噛まれて駆けつけた病院で2型糖尿病であることが発覚!
放置していれば病状が悪化し命を落としていた可能性もあったという。
ジェリーさんは、記者に対して「犬が私の命を救ってくれたといえる。今回のことが起こらなければ私は決して医者に行かなかっただろう」と喜んでいる様子。
愛犬が飼い主さんの糖尿病を発見し、救う・・・一見、クリスマスなどに登場する心温まるエピソードのようにも聞こえますが実は科学的な裏付けのある事実なのです。
2002年EASD学会のストック氏が、糖尿病を嗅ぎわける犬の能力を発見。犬の7割が飼い主の低血糖に反応することを突き止めました。
主に汗から糖尿病を嗅ぎ分けるようです。
糖尿病を感知すると、服のすそを引っ張る、他の家族を患者のところにつれてくるなどの「注意を引こうとする行動」や鼻を擦り付ける、なめる、落ち着かずうろうろする、吠えるなどの行動が見られます。
こうした反応を示した犬に、性別や犬種、純血かどうか、家の中で飼っているか否かなどの差はなく、「低血糖に反応するという行動は、犬にごく普遍的な現象」ということが証明されています。
ジェリーさんの場合はジャックラッセルテリアだったので噛んで教えてくれたのかもしれません。
一体、犬ってどこまですごいんだ!
愛犬がいつもと違う行動をとり、かつ甘党な飼い主さんでしたら病院でチェックを受けたほうが無難かもしれませんよ。
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